皆さん、こんにちは!
スポワンKURE、サイクリングアンバサダーの斉藤です
今回は年度変わりということで、呉のサイクリング集大成的なライドをしてみたいと思います。
コンセプトは、呉を代表する3つの山を巡るヒルクライム!
マージャンの役に例えて「大三元」といったところでしょうか。
今回のスタートは音戸の瀬戸。
最初の山、休山に向けてアプローチします。
上り始めてすぐ、結構な激坂が続きます。
わずか2㎞でこの高度。
平安時代に平清盛が切り開いた音戸の瀬戸。
沈む太陽を扇で呼び戻して工期を間に合わせたという「日招き伝説」が残ります。
そして見事な桜!向こうに見えるのは江田島です。
自衛艦が浮かぶ、呉らしい風景ですね。
さて、山頂を目指します。
ですが、この休山、急坂を上っては急坂を下る、
なかなかに険しい山です。
ハッキリ言って全然、休めない休山です。
木々の隙間から、後で上る灰ヶ峰が見えています。
既に心折れそう(苦笑)
やっとひとつ目の山頂に辿り着きました。
今日上る山の中では一番標高が低い山ですが、
実は体力的にも精神的にも一番キツい山です。
他の山に比べて展望が少ない印象の休山ですが、
南の倉橋方面、そして西の広島方面が見えています。
ここからの下りがまたエグい!
激坂が連続し、ブレーキを握る手も痺れます。
坂バカさんは是非こちらからチャレンジしてみてくださいね。
下る途中で撮った広方面。
左奥に真っ直ぐ伸びる道路は国道185号線。
これを通って次の山、野呂山へ向かいます。
交通量の多い国道を黙々と駆け抜けて、
瀬戸内海国立公園「野呂山」へアプローチ。
既に生まれたての子鹿状態。(苦笑)
野呂山で一番の桜スポット。
今年の開花は早く、中腹まで一気に咲きました。
中間地点のハチマキ展望台。
とびしま海道が見えています。
撮影という名の足休め(笑)
上の方はさすがに桜は咲いていません。
ひんやりとした空気に包まれますが、既に汗だくです。
野呂高原ロッジに到着。
名物の猪ラーメンをいただきます。
ふたつの山を上ってきた体に塩分が沁みる〜。
食後は かぶと岩展望台へ。
心と体をリセットし、しばしクールダウン。
はい、ふた山目、野呂山が終了〜。
この景色は何度見ても生き返りますね。
秘密の抜け道でショートカットします。
この道、意外と知らない人多いんですよ。
一気に下って国道を戻ります。
と言いたいところですが、同じルート、
それも交通量の多い道を走るのは芸がありません。
仁方から小坪をまわる海岸ルートをチョイス。
遠回りですが、ちょっとした島気分を味わえます。
そして徹底的に裏道を通って次の山へ。
途中にはこんな工場萌えスポットも。
退屈な市街地走行の写真はありません。
神山峠から灰ヶ峰登山道へ向かいます。
途中にはこんな桃源郷も。
限られた地元民しか知らないピンポイントな場所です。
やっと灰ヶ峰登山道へ到着。
気を抜くと今にも足が攣りそうです。
それでも満開の桜が疲れた体を癒してくれます。
桜を見てそこ知れぬパワーが湧き上がるのは日本人のDNAでしょうか。
途中にある湧水。
足を止めて、自然の恵みをいただきます。
灰ヶ峰の中で一番桜が見事な場所。
人生が始まってから、何度も何度もこの季節に訪れた場所です。
友達と、恋人と、家族と、
それぞれの組み合わせで来た思い出が鮮やかに蘇ります。
きっと走馬灯に出てくる景色のひとつなんだろうな。
ひーこら言いつつ、ラストスパート。
体力落ちたのを超実感します。
はい、3つ目の灰ヶ峰に登頂〜。
この世界の片隅に到着です。
というわけで、今回は呉の代表的な3つの山にスポットを当ててみました。
皆さんも是非、色んなテーマで呉の魅力を楽しんでみてくださいね。