皆さん、こんにちは!
呉市豊町地域おこし協力隊、2年目の斉藤です。
私が住んでいるのは、江戸時代の町並みが残る大崎下島、呉市豊町の御手洗(みたらい)です。
かつて北前船の寄港地として栄えた港町で、
最盛期には二千人以上の人が、この町で暮らしていたそうです。
そんな御手洗も、現在では人口180人以下。
他の中山間地域と同様に、過疎高齢化が課題となっています。
だけど、この町の人たちはとても元気で、団結力が強いんです。
それを最も感じたのが、10月に行われた「御手洗町民運動会」でした。
コロナ禍で3年ぶりの開催となり、もちろん私は初参加です。
町外に出ているご家族や親戚も帰省し、とても賑やか。
人口180人の町で、120人以上の人が集まる運動会って凄くないですか?
小さな兄弟の選手宣誓に会場が和みます。
御手洗は蛭子、天神、住吉の3つの地区があり、
それぞれの地区で成績を競います。
私が住んでいるのは住吉地区。
作戦会議からして既に熱いです。(笑)
競技はオリジナルな工夫を凝らしたものばかりで、どれも見ていて飽きません。
もちろん参加してもメッチャ楽しい♪
特に「樽転がし」は、アンバランスな形の樽を思い通りに転がすのは至難の業。
ですが、地元の方は手慣れたもので、自由自在に操ります。
御手洗運動会ならではのルールで彩られたプログラム。
競技名を見ただけでは、何をするのかわかりませんが、
ひとつひとつ丁寧な説明があり、一度見るとすぐ理解できるものばかり。
初参加でも安心して楽しめます。
何しろ、ゆる〜い運営も相まって、終始笑顔が絶えません。
私も地区の若手(?)として、ほとんどの競技に出させていただきました。
全力疾走なんて何年ぶりか。(笑)
大人と子供が混走するリレーでは、子供に花を持たせようとする大人と、
大人気なく全力疾走する人もいて大爆笑!
最後は全員で玉入れです。
これも学生時代以来だな〜。
全てのプログラムが終わり、
何と我が住吉地区が優勝しました!
最後は万歳三唱して終了。
手放しで楽しめる運動会なんて、いつ以来だろう?
町が一体となり、体を動かし、心から笑う。
御手洗の運動会は、大切なコミュニケーションの場なんです。
コロナが治って、観光客の皆さんにも是非ご覧いただきたいと思う大会。
来年も開催されますように。
御手洗町並み保存地区
御手洗町並み保存地区(外部サイトへ)
0823-67-2278
呉市豊町観光協会
09:00~16:30(火曜定休日)