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ACTIVITY COLUMN アクティビティコラム

「スポワンKURE インクルーシブスポーツ体験会」開催レポート

2024.06.18

皆さま、こんにちは。

6月に入り、日差しの強い日が増えてきましたね。

6月1日に呉市スポーツ会館アリーナ・二河公園多目的グラウンドにて、


「SPORTS AND WONDER KUREインクルーシブスポーツ体験会」を開催いたしました。

当日の天気は快晴!

太陽に負けないくらい元気いっぱいな参加者の方々が集まり受付スタート!

ここまでお読みいただいた方の中には

「インクルーシブスポーツってなに?」

といった疑問をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。

そこで、インクルーシブスポーツというものについて皆様に改めて説明させていただければと思います。

▼インクルーシブスポーツとは?
「年齢・性別・障がいの有無に関わらず誰でも楽しめるように考案されたスポーツ」
のことを指します。
誰でも楽しめる競技ルールの中に奥深さもあり、
近年では日本国内で体験会や大会が多数実施されるなど、盛り上がりを見せております。

今回実施したインクルーシブスポーツ体験会は、
ボッチャ・車椅子バスケ、フライングディスク、モルックの体験が可能で、
遊び方などはスタッフの方が丁寧に説明をしてくれるので誰でも楽しめる内容になっておりました!

各スポーツの説明についてはまた後ほど!

こちらは開会式の様子です。

また、呉市長の新原 芳明(しんはら よしあけ)さんや呉氏くんにもお越しいただき、

インクルーシブスポーツに対する温かいメッセージもいただきました。

開会式が終わり、参加者全体での写真撮影へ!

それが終わるといよいよ体験会スタート!

まずはボッチャ!

ボッチャという競技では、ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに、赤・青のそれぞれ6球ずつのボールを投げたり、転がしたり、他のボールに当てたりして、いかに近づけるかを競います。


▼本競技の「インクルーシブ」ポイント!
・上から投げても下から投げても蹴ってもいいルールとなっています。
・投げることができなければ、ランプ(勾配具)を使うこともできます。
・障がいによりボールを投げることができなくても、ランプを使い、自分の意思をランプオペレーターに伝えることができれば参加できます。


球をどういった場所にどう投げるか、お互いに読み合いながら戦略を立てるチーム競技であるため、シンプルながら非常に奥深く、盛り上がっておりました!

お次は車椅子バスケ!

車いすバスケットボールのルールは、一般のバスケットボールのルールとほぼ同じで、1チーム5人の選手がボールを奪いあい、一般の競技と同じ高さ(3.05m)のゴールにボールを投げ入れて、得点を競います。


▼本競技の「インクルーシブ」ポイント!
・各々障がいレベルの重い者の順から1.0-4.5の持ち点が定めるなど、クラス分けに工夫がされており、それぞれのチーム間の公平性も保っています。
・動き出しにくい方も楽しめるようダブルドリブルが可能です。


ルールはほぼバスケながら、車椅子に乗りながらボールを投げるというのがなかなか難しい!という意見が多くありました。

また、バスケットボールとは違って人と人の接触がない分、車椅子と車椅子の接触があり、

一般のバスケットボールとはまた違う迫力がありました。

お次にフライングディスク!

本競技は、プラスティック製の円盤(ディスク:重さ100g(±5g)直径23.5㎝)を使って行います。ゴールに向かってディスクを投げるアキュラシー種目とできるだけ遠に投げることを目指すディスタンス種目があります。


▼本競技の「インクルーシブ」ポイント!
・「どこでも」(場所を選ぶことなく)、「だれでも」(どんな障がいがあってもなくても)「いつでも」(気軽に)取り組むことができます。
・視角に障がいのある人も、音源を利用して楽しむことができます。


ディスクを思ったように投げるのが意外と難しいのですが、自分の手から離れたディスクが軽快に飛んでいくのは見ていて気持ちの良いものですね!呉氏くんも大喜び!

試しに投げてみたのですが、思ったよりもディスクが真っ直ぐ飛ばずに大苦戦しました笑

最後はモルック!

モルックと呼ばれる木製の棒を投げて、スキットルと呼ばれるピンを倒し点数を競うフィンランド発祥のスポーツです。 試合は個人やチーム(2~4名)で対戦し先に50点ジャストなった方が勝ちとなります。 屋外で自然をたのしみながらプレイすることも醍醐味です。

▼本競技の「インクルーシブ」ポイント!
・シンプルなゲーム性でこどもから高齢者まで気軽に楽しめます。
・公式のルールはありますが、ゲームをする仲間同士で距離や投げ方などのルールに工夫をすることで小さなこどもや障がいのある方も楽しめます。

「50点ジャストを狙う」という点についてチームでの戦略が非常に重要な本競技。相手よりリードしていても50点をオーバーしていると25点まで戻されてしまうため、最後まで気が抜けない緊張感もあります!

その分、狙った本数を狙い通り倒せたときの喜びはひとしおで、ここがモルックの醍醐味でもあります。

そんな体験会は2時間ほど開催されたのですが、

あっという間に時間が過ぎ、体験会は終了!

当日飛び入り参加が可能だった本イベントでは、

0歳の赤ちゃんと90歳のおじいちゃんが一緒に楽しんでいる様子も見られ、

もちろん、障がい者や健常者を問わずに一緒にスポーツを楽しんでいるシーンもあり、

インクルーシブスポーツの未来を感じられるものになったと思います!

お越しいただいた皆様、本日はありがとうございました!

次回は10/12(土)の第2回インクルーシブスポーツ体験会(海上保安大学校)でお会いしましょう!